2007/09/17
MIWA
敬老の日の今日、子供と映画を観てきた。デイズニーとピクサーの共同制作『レミーとおいしいレストラン』。
CGらしいが、作り物と解ってのリアルな映像は 本当に本当に興味深い。本来なら、そのストーリーの素晴らしいこととか 登場人物の感情に思わず引き込まれてしまうような映画に心が動くけど、そうじゃないところでも 豪く(ものすご~く)感心している私。
背景が変わるたび、何かが動くたび(動画だから当たり前なんだけど…)、演技じゃない(CGだから)当たり前な普通の人々の表情がいい。レミー(料理の才能をもったねずみ)の濡れたり、縮れたり、驚いたりするときの毛。冴えない見習いシェフのイケてない顔色や手のシミ。 お料理の絶対美味しいに決まってるでしょ~っていう湯気。 形があるものの影と光の温度。 料理評論家の神経質そうな指先。カメラワーク!? そういうのが実に良かった!!!!!
もう、自分で観て確かめてみ~!!!!!
って思う。
最近では、近代美術館で影絵作家の藤城清治さんの作品を見た以来の感動体験だ。 共通しているのは、親しみやすいところ、みんなにわかるところ。
本当のプロフェッショナルってこういうことなんだと思う。
※この監督の他作品『アイアン・ジャイアント』もおススメです。