2019/02/06
RYOJI
冬の季節は釣り窯でお茶を点てたりもします、
「釣窯」炉の上の天井から鎖で茶釜を吊り下げ湯を沸かしますが、お湯だけでなく「茶飯釜」という釜でご飯を炊き、出来上がるまで懐石を頂く冬に行う茶事があります。
お酒やご馳走を頂きながら炊き上がるまでの時間はとても待ち遠しいのですが、釜からの湯気やお米が躍る音、出来上がる頃のお焦の匂いもご馳走になるんです。
食事終盤にはご飯を少し残しておいた茶碗におこげの入った湯とうを入れ、たくあんで清める(きれいにする)
焼き魚の骨などもおもてなしされた方への配慮として持ち帰り、食器すべてを綺麗しお返しする。
この時期の茶飯窯茶事、心を満たしながらも何も分からない私を叩き直してくれています(苦笑)
お茶の世界は奥深い。